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私塾 外科丸学校
Private School Gekamaru Gakko

心不全
心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった状態のことを「心不全」と呼びます。
心不全の症状は、
十分に血液(酸素)を送り出せないために、
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からだに必要な酸素が足りなくなり、息切れがしたり疲れやすくなったりします。
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細い血管に血がいきわたらなくなるので、手足の先が冷たく、肌の色が悪くなります。
血液をうまくからだ中にまわせなくなるために、
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臓器に水分がたまりやすくなります。特に足の甲などがむくみます。
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肺に血がたまる(肺うっ血)と酸欠状態になるので、安静にしていても呼吸困難になります。
右心不全と左心不全
心臓の左側の機能が悪くなったものを「左心不全」、右側の機能が悪くなったものを「右心不全」といいます。両方の部屋の機能が悪くなる「両心不全」になることもあります。
急性と慢性
急に心不全症状が出てきたものは「急性心不全」(時間~日単位) 、
慢性的に心不全症状がある場合は「慢性心不全」(月~年単位)、
慢性心不全から急に悪くなったものは「慢性心不全の急性増悪(ぞうあく)」といいます。
心不全の重症度(NYHA心機能分類)
日常の生活動作(労作)で、症状(呼吸困難、疲労感、動悸、胸の痛み等)が出るかどうかでクラス分けされています。
軽度
<クラスI>
日常の労作で症状は出ない。心不全であることを自覚していない人もいる。
<クラスII>
階段や坂道を登る等、比較的強い労作では症状が出る。
中等度
<クラスIII>
新聞を取りに行く等の簡単な労作でも症状が出ることがある。
重度
<クラスIV>
動くだけで症状が出る。安静にしていても心不全や狭心症様の症状があり、動くとさらに悪化する。
参考
https://www.shinfuzen.com/patient/
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