
私塾 外科丸学校
Private School Gekamaru Gakko

糖尿病
糖尿病の診断
➀ 空腹時血糖値 126㎎/dl以上 若しくは、随時血糖値 200㎎/dl以上
② HbA1C 6.5%以上
➀+②で糖尿病と診断します。
糖尿病の3大合併症
➀ 糖尿病性神経障害
② 糖尿病性網膜症
③ 糖尿病性腎症
治療
経口剤は、少量から開始して、HbA1Cの値を見ながら決める。
食事と運動療法を2-3か月し、朝1回もしくは週に1回の内服ですむDPP-4阻害薬から開始して、肥満患者ではSGLT2を使用するのがトレンドです。
SU薬では低血糖の教育をしましょう。
ビグアナイド系では乳酸アシドーシスを予防すするため、シックデイや造影CT検査では休薬することを指導すること。
SGLT2阻害薬では尿路感染症や脱水に注意すること。
インスリン分泌促進系の薬剤(SU薬、即効型インスリン分泌薬、DPP-4阻害薬)
+
インスリン抵抗性改善系の薬剤(ビグアナイド、チアゾリジン)
+
食後高血糖の改善薬(αグルコシダーゼ阻害薬、SGTL2阻害薬)
一般名
機序
商品名
作用時間
SU薬
歴史がありもっとも使用されている。膵のβ細胞を刺激してインスリン分泌促進
オイグルコン
ダオニール
12-24
ビグアナイド薬
肝臓での糖新生抑制、腸管からのブドウ糖吸収抑制などで少量のインスリンでも効果が出るようにする。肥満の2型糖尿病が良い適応。
メトグルコ
グリコラン
メデット
ジベトス
6-14
インスリン抵抗性改善薬(チアゾリジン)
糖新生を抑制などでインスリンの効き目をよくする薬で、単独であれば低血糖を生じない利点がある。一方体重増加や心不全のリスクがある
アクトス
24
即効型インスリン分泌促進薬
SU薬の速攻版、30分で効果があるため食前に内服すること。
ファティックス錠
スターシス錠
グルファスト錠
2-3
αグルコシダーゼ阻害薬
腸管からのブドウ糖吸収阻害。インスリン分泌が遅れている境界型に良い適応。低血糖にはならない。
ベイスン
グルコバイ
セイブル
-
DPP-4阻害剤
β細胞を刺激するGLP-1の分解酵素であるDPP-1を阻害する。低血糖にならない。高齢者に投与しやすく、本邦での第一選択薬になりつつある。
ジャヌビア
グラクティブ
エクア
ネシーナ
トラゼンタ
テネリア
スイニー
オングリサ
サファテック
マリゼブ
-
GLP-1受容体作動薬
-
ビクサート皮下注
ビデュリオン皮下注
パイエッタ皮下注
リキスミア皮下注
-
SGLT2阻害薬
糖は尿細管でSGLT2により再吸収されており、それを阻害する。低血糖なく、血圧や体重減少。
スーグラ錠
フォシーガ錠
ルセフィ錠
アプルウエイ錠
デベルサ錠
カナグル錠
ジャディアンス錠
-
インシュリン治療
